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県庁(市役所)の大松　　　　　　　　　　　　　　　　新潟県　新潟市　中央区　学校町通　市役所前

幹周4.71ｍ、樹髙10ｍ、枝張り19ｍ、推定樹齢220年

　「県庁の大松」として「日本の名松１００選」に選ばれているが、県庁は移転してしまったので、今は「市役所の大松」と呼ぶべきであろう。２本並んで残っていて、背が低く幹が太い株は、一説には樹齢８００年とも言われていて、見事な枝振りと樹冠をほこって市役所前に君臨していた。こぶの下の幹周りで4.71mあり、樹皮にも古びた感じが増しており、以前と比べて老松の貫禄が出てきた感じがする。

　なお、元々の県庁舎は昭和の初めに建設されており、そのとき作成されたと思われる絵はがきに「県庁の大松」と思われる株が写っていた。それを見る限り、枝の配置に変わりはないが雰囲気は明らかに若く、普通の大木の樹形であることから、おそらく当時は150年前後の樹齢であったと思われる。このことからも、以外と樹齢は若いのであろう。現に、1987年（幹周4.40m)から2011年までの24年間で幹周りは31センチ増加していたし、枝先の屈曲蛇行はあまりみられない。白山神社の松の樹齢が700年であった？ことから、この大松の樹齢を800年と推定しているとのことだか、どこまでが事実かは判らない。平成2年の外科手術の跡にほころびが見えるので、再補修の必要がある。２０１１

１９３２

１９８７

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