１月の表紙
大黒天の松 香川県 さぬき市 津田の松原 |
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幹周3.88m、樹高14ｍ、枝張り18ｍ、実測樹齢400年
津田の松原には、七福神の名を冠した老松が存在するが、その中でも最も趣のある存在が、この「大黒天」の松であった。幹周りの3.88mは、津田の松原全体では第４位、七福神の松の中では第３位に相当する太さであったが、浮き出した根張り、苔むした樹体、折れ曲がりごつごつとした枝などは、千年松を感じさせてくれる津田の松原一の名木であった。
 
 
 
残念なことに2008年に枯死し、他の枯死した老松とともに伐採されてしまった。この前年には七福神を冠した老松のうち「寿老人の松」も枯損しており、一端は下火になったマツ材線虫病の被害が再燃している模様である。もっとも、樹幹注入の傷害も確認されているので、よほど熟練した者の施工で無ければ、諸刃の剣でもある樹幹注入は、採用しにくい状況の様である。素直に薬剤散布を入念に複数回行うことが懸命だと思われるのだが・・・
七福神の名を冠した老松群については、樹齢400年以上であろうと推定していたが、伐採された年輪を数えてみると「寿老人の松」は350年余り、「大黒天の松」は400年程の樹齢であった。 |
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