１２月の表紙 福島県 伊達市 保原町 字 八幡台
駒止の松 |
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1.3m周4.30ｍ、 樹高15ｍ、枝張り21ｍ、推定樹齢300年、市指定天然記念物
所在地に関する情報が不足していたので、現地で道を尋ねるつもりだったが、2車線道路沿いにすぐそれと解るものであった。また、台地の端に孤立しているので、北方の平野からはどこからでも遠望出来、一本松と呼ぶべき樹である。
おそらく若いうちから単木として育ってきたのであろう。日光を奪い合う競争相手がいなかったためか背は低いが、その分幹はなかなかに太く、枝振りはほぼ健全で四方に広がり、ドーム状の樹冠は着葉量も多く特に見事である。いくつか大枝を切り取った跡が見られるが、今のところ腐朽には至っていない様だ。傘松の銘木として、もっと有名になっても良い存在だと感じた。
なお、1981年の測定で目通り周３．９ｍとあるが、2009年の目通りは４．２ｍ位なので、ここ30年程度の間で考えると年平均１㎝程度の太り方になる。樹齢を経た松の成長速度は遅く、年0.5㎝程度のことが多いので、この樹の成長はかなり良い方だと思われる。もっとも、四方に存分に枝を広げて十分な陽光を浴びて生育しているのだから、当然といえば当然である。
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