７月の表紙
糟嶺神社の黒松 東京都 調布市 入間町２丁目 糟嶺神社 |
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幹周3.37ｍ、樹高39ｍ、枝張り15ｍ、推定樹齢330年
神社とお寺のある丘の下、神社鳥居付近の参道脇に立つクロマツの大木。はるか遠方からも目にすることが出来るランドマークとなっていて、直幹高くそびえ立ち、上部で枝を分かち、いかにも黒松らしい枝振りである。樹下には桜、ケヤキ等の木々が茂っているのだが、全く問題にしないだけの樹高を誇っている。これだけの樹高の黒松は、当時も全国的に貴重な存在であり、真鶴岬のクロマツ群に次ぐ存在と言えよう。この他にも、丘の上の石垣上に幹周2.75ｍ、樹高30ｍのクロマツがあり、こちらの方もかなり目立つ存在で、単幹で樹容が整った素晴らしい樹である。以上1994年。
2000年に丘の上の樹が、2001年にはこの樹が、相次いでマツ材線虫病によって枯死してしまった。シンボルを失った神社も存在感を無くした感がある。以上2002年。
遂に伐採されて切り株となっていたので調査したところ、３２０余りの年輪が確認できた。年輪幅の変化から、最近20年程度は成長が良好であって、特にこの3年程度は旺盛な成長を遂げていた事が見て取れた。2003年。
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