８月の表紙
御蔭廼松 福島県 桑折町 上町４番地 無能寺 |
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幹周２．６ｍ、枝張り１６ｍ、樹高５ｍ、市指定天然記念物
1881年明治天皇が無能寺で休息し、樹齢を訪ね、御蔭廼松と名付けたという。当時の樹齢が300年との事なので現在は400年を超えている？というのもまんざらではない雰囲気を持った老松である。公称？枝張り３０ｍというのは過大な数値であったが、そんなことはどうでも良くなるほどの存在であった。一目見て、素晴らしいを連発してしまったが、離れて見れば絨毯の様に広がる緑の樹冠の完全なこと、その巨大な傘の下に入って見てみれば、見事に分枝して屈曲した枝先はとても素晴らしく、今は亡き国天「舞鶴松」のミニ板のようであった。
枝先の屈曲蛇行の量は、樹齢の積み重ねによって決まるものであるので、この樹の魅力はこの点に在ると感じた。幹に傷はあるものの、全体の樹勢は極めて健全である。２００７
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