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幹周：5.17ｍ、樹高：20ｍ、枝張り：22ｍ、推定樹齢：350年
大山並木松の生き残りと思われる。桝水の観光会館横の樹林内に一本だけ枝葉を広げ、やや枝先の枯れが見られたが、かえってそれが風格を漂わせていた。ところが、隣接して大山ガスの保養所が建設されており、周囲の様相が一変してしまった。周囲が刈り払われほとんど丸見えになったのは、賛否の分かれるところか。地上１．３ｍの周囲は５．７５ｍを計る。１９９８
大山松並木は、数㎞にわたってほぼ等間隔おきに道路の両側に立ち並んでいる。周辺の林況は１００年生程のアカマツ林や落葉広葉樹林であり、その中に、太く、多幹に分かれたクロマツの並木が混じっている。厳しい自然条件のなか、枝先の折れたもの、枝、幹の折れたものも多く、決して樹勢旺盛とはいえないが、その分松枯病には犯されずにすんでいる。初代の松も比較的良く残っている。以上は１９９６年時点での観察であって、その後、マツ材線虫病の被害は大山松並木にも及ぶところとなり、名の付いた名松が何本も枯死しているという。
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