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幹周5.95ｍ、樹高14ｍ、枝張り17ｍ、樹齢300年 町指定天然記念物
 
大鹿村に近い上峠地区の尾根を縫うように走る町道沿いにある。樹林と一体化していて遠景としては全く目立たないが、近づいてみるととてつもない樹であることが判る。主幹は直径１ｍほどの３幹に別れているが一番北側の幹は折れて失われて、残骸が付近に転がっている。また、さらに北側の根本付近にも幹を失った跡があり、腐朽が残った幹にも及んでおり、台風、積雪が心配であるが、樹勢はそれ程衰えていない。しかし、樹高が低く周辺の木々に被圧され気味なのが気にかかる。根本は完全に一つになっているが、傾斜しているのといびつな形をしているのとで正確な幹周が測り難い。何とか測ったところ6m近くあり感嘆させられた。赤松としては全国十傑にはいるのではないか。もし、一番北側の幹が健在であれば周囲は８ｍほどにもなろう。２０００
樹勢はやや持ち直していたが、腐朽はさらに進行していた。南に張り出した幹にある古傷からも腐朽している恐れがあり、危険である。３００年にしては枝先のうねりが少ない感じだが、こぶのある幹は迫力がある。被圧の原因になっていた樹木が刈り払われていたのはよかったが、蜂の巣が置いてあって近づけなかった。２００５ |
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