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浅利の御座松                          山梨県 大月市 賑岡町浅利
幹周4.10m、樹高10m、枝張り18m、樹齢170年、大月市天然記念物

 1988年調査の環境庁資料では、幹周囲7mで全国3位のマツ大木ということになっているが、計測上の完全な誤りであって、根回り4.05m、幹周囲は4.10mである(速報版では主幹4mの株立ち扱いだったはず・・)。とはいえ、なかなかの名木には違いなく、斜面にへばりつく様に根を張り、2〜3mのところで数幹に分かれで枝を広げていて、非常に力強い印象を受ける樹勢良好の美松であった。また、この近くに千本松と呼ばれる周囲2mほどの多行松(美くし松)がある。麓の近くには松枯病で枯死した松が点在していたので、対策をしなければ危険だと思っていたのだが・・・ 1995
 

 地際断面直径140p、年輪170弱程数える。成長は順調で150年頃から狭まってはいるが、それでも他の例と比較すれば広く、予想以上に若い樹であった。一方、千本松の方は樹幹注入によって守られ、健在であった。2005
 

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