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桂浜の松　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　広島県　倉橋町　桂浜

　桂浜の松林は樹髙30m前後の株もあり、松原の松にしては樹高が高い特徴があったが、現在は樹髙の高い株は少なくなって、また、初代の株も失われてしまった模様である。。台風で潮害にあったり、マツ材線虫病の被害を受けたりと、次第に本数・規模が縮小しているのは残念な事ではあるが、今でも松の緑が美しい白砂青松の地である。
　なお、2010年には最大の株がマツ材線虫病の被害に遭い、枯損・伐採されてしまったし、同世代とおぼしき老松も伐採されていた。

　これだけ枯損が続くのは、防除体制に問題があるのかも？　と考えたが、背後の山を見ると・・・・・周辺の松林は燦々たる有様であった。この状態で桂浜の松林を守り通すのは非常な困難を伴う。この程度の枯損で済んでいると言うことは、実は予防散布等の対策が採られて良く守られてきた、という評価が出来る。２０１１１

　幹周囲（写真の位置）4.46ｍ、樹髙16ｍ、枝張り20ｍ、推定樹齢390年（実測377+)
広島県内最古で樹齢400年以上との報道があり、「どうせ根拠のない過大な報道だろう」と疑っていたのだが、以外といい線いっていたので感心した。とはいえ、広島県内には臥龍状の老松が現在も多く残存しており、これらの手入れされた株は樹体の大きさの割に髙樹齢であるので、この桂浜の松が最古かどうかは疑問である。

　幹周囲3.06ｍ、樹髙17ｍ、推定樹齢390年（実測369+α)

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