８月の表紙
鶴亀の松 山梨県 須玉町 穴平 遠照寺 |
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周囲に障害物が無いので、四方からその美しい樹型を鑑賞することが出来る。横に伸びる株と背は低いが直立する株の二本が対になっているので、「鶴亀の松」と呼ばれている。鶴は幹周3.22m、樹高9m、枝張り8m。亀は根元周3.35m、樹高4m、枝張り14mある。両株とも幹に傷があり、特に鶴の方は主幹の半分が失われる程の大傷になっている。しかし、好感の持てる外科治療が丁寧に施されており、今のところ経過も良好である。２００３
山梨県内には、近年まで多くのアカマツ名木・巨木が残っていたのであるが、マツ材線虫病の被害が及ぶにつれて、次々と枯れていったのは大変残念なことであった。この名木も一時期、枯れるのではないか？という情報もあって大変心配したのであるが、どうやら健在のようで安心した次第である。とはいえ、今後も危険な状況が続くことは確実であるので、抜かりのない防除を続けていくことが肝要であろう。
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