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風きり松                           山梨県 北杜市 高根町 清里

 雰囲気が非常に良い延長1qに及ぶ並木状の防風林である。特に大きなものは無くなっているが、赤い樹皮がとても美しい。町道?を挟んで南半分が並木状のアカマツ純林、北半分がコナラ等を交えた林帯となっている。北部の林帯はアカマツが被圧されて枯損しているものも多く、本数も減している。南側は非常に状態も良く、戦時中の松根油採取のために伐根を掘り取った跡が保存されている等、文化的価値も高いと思われる。以下に主立った株を記述する。2007

 幹周4.03m、樹高23m、南側の林分の北端近く、歩道東側にある。根元は1本であるが双幹に分かれて真上に伸びている。すぐ南側にも同型の株がある。

 幹周3.52m、樹高26m、南側の林分中、最大の株と思われる。樹幹はやや屈曲しながら聳え、上部で3幹に分かれている。枝振り、樹勢も良く周囲の松より一段高い樹冠をしているのでよく目立つ。
 幹周3.39m、樹高23m、南側の林分の中程に位置し、第2の存在と思われる。最大の株から20m程南、堤の東斜面上部に建ち、東側に枝を集中させている。

 南側の林分の南端近くにやや大きな株が群生している箇所がある。
 幹周3.22m、樹高25m、途中から双幹に分かれて真っ直ぐ伸びている株。
 幹周3.25m、樹高22m、途中から3幹に分かれて樹冠を広げている株。

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