８月の表紙
久保田のアカマツ 長野県 伊那市 上新山 |
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幹周4.64ｍ、樹高11ｍ、枝張り25ｍ 市指定天然記念物
長谷村境付近のゴルフ場近くの道沿いに目立たない鳥居を見つけ、参道と思われる道を歩いて行くといつの間にかゴルフ場内の道に出ていた。さらに進むと、根元に道祖神を祭られたアカマツの古木に出会えた。ゴルフ場造成時に残された斜面上に、周囲の樹木に被圧されながらも生きていた。頂部は枯れ、枝先の多くは被圧・暴風によって枯れ上がり、成育環境は良くないものの、残った枝の勢いは良く、樹の生命力は衰えてなかった。根上がり松の名の通り、南側の斜面が洗われて大きな根が露出している。樹形は短いながらも直幹で、地上３ｍ位から東方に２大枝が伸び、東側にも同様の１大枝があるが、こちらは被圧によって失われつつある。枝先の屈曲蛇行する様は、数百年の風雪に耐えてきたことを感じさせてくれる。２００５
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