３月の表紙
連取の松 群馬県 伊勢崎市 連取 菅原神社 |
|
|
|
幹周3.60m 樹高5m 枝張り35m×22m 樹齢約300年
現在、日本に残る臥龍状のクロマツとしては、東京の「影向の松」と双璧をなす存在である。国指定天然記念物の「天蓋松」は既に枯死してしまっているし、アカマツの「舞鶴松」は枝張りにおいてこの樹にはおよばない。枝張りの広さは屈指のものであり、かって西の横綱といわれた「岡野松」をも上回っている。竹篭のような棚に這わせる形で枝が伸びているので少々違った印象を受けるが、樹下に入って幹の近くまで行き、樹冠の中心から360度周りを眺めるとこれがまた素晴らしい。言葉では説明しがたいのであるが、百聞は一見に如かず！である。樹齢は比較的若いようなので、うねり・屈曲の無い素直な枝振りなのだが、これはこれで良いと思えてくる名木である。なお、境内には一回り小さな２代目が育てられている。
 |
|
|
