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古寺山の松並木                           福島県 須賀川町 古寺山

 幹周2〜4m、樹高20〜30m、県指定天然記念物

 すばらしいアカマツ並木である。アカマツの規模、枝振り、参道としての雰囲気、どれをとっても気持ちの良い魅力あふれる松並木といえる。残念なことに、参道入り口付近を中心に松枯れ病の被害が大きく、あちこちに巨大な伐根が見られ、その数は30株以上に及んでいる。これだけの被害を受けながらも、いまだ数十本の大木が健在であり、並木としての面目を保っている。

 これらは薬剤散布と樹幹注入によって守られてきたものであるが、被害を完全に食い止めることは出来ないようで、訪れた時も被害木が散見される状態であった。それでも、周辺の被害と比べれば明らかに軽微に留まっており、これだけの松並木が残されている事は評価したい。あきらめずに防除を続けていってほしいものである。

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