１０月の表紙
太子淵の松 静岡県 浜松市 南浅田町 光福寺 |
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幹周４ｍ余、樹高１３ｍ、枝張り約２５ｍ四方、市指定天然記念物
素晴らしい枝振りのクロマツ大木である。４ｍ程から２大幹に分かれ、一方は墓地側に伸びて半球形の美しい樹冠を形造り、もう一方は鐘突堂側に不完全ながら長く伸び広がっている。特に墓地側の幹の樹勢は良く、失った枝の空間も気にならない。幹の下部には樹幹注入傷害のものと思われる大傷があり、タール系の防腐処理が施されているとはいえ、幹の半周程が枯死している。それにもかかわらず、現在も旺盛な成長を続けている模様で樹勢の衰えは見られず、幹周りは解説版に記載の３．９ｍからさらに太くなっている。これからも順調に成長を続けて、いつかは傷さえも覆い隠し、全国に名を轟かせる程に長生きしてほしいものだ。
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