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| 幹周3.50m、樹高18m、枝張り19m 市指定天然記念物 |
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国道１３号沿い、尾上の松ドライブインのはずれに、２代目と並んで立っている。なるほど、天然記念物に指定さ
れ、名木古木として著名な存在だけはある。老松としての風格がたっぷりと溢れ出ている。幹自体は余り太くはない
し、枝振りも特別大きいという訳ではないのだが、上部まで太さの変わらない幹、そして幾つかの枝が重なり絡み合
うように生えているため、その部分のボリュウム感をさらに引き立てている。頂端部は枯れあがっているのだが、そ
れも帰って古さを感じさせてくれる。元々は２本並んだ夫婦松であって、大正時代に枯れた片割れの年輪を調査し、
この木の樹齢を６００年と推定した人がいるとのことであるが、あながち間違いとも言えない雰囲気がある。幹の太さ
だけなら１００年でも可能な太さであるが、老松の雰囲気だけは数百年の年月を経て初めて身につけることが出来る
ものである。なお、残念なことに、樹幹注入傷害のため、主幹のかなりの部分が腐朽している。もっとも、周辺の被害
状況を見れば、注入なしではとうに枯死していたであろう事は確実である。
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