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かっての防潮林の名残だと考えられるが、現在は数百mに渡る松並木の形態を呈している。 松枯病の被害や人為的に伐採されるなど、各地の松並木が全滅する中、これほどの規模の松並木が残っていたとは驚きである。大小多くの松が茂り、遠望するのも樹下を散策するにも良しの一品である。「この程度の松並木なら何処にでも在るよ！」と年輩の方は言われると思うが、それは数十年前のことであり、現在では極めて貴重な存在になっている。大きい株で幹周3.68、3.40mを計測した。また、殆どの松には戦前、松ヤニを採取した跡が残り、また、根本を舗装された木も多く、生育条件は決して良好とは言えない。古いものは樹齢200年程度のものであろう。(2000)
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