４月の表紙
九縁の三本松 岩手県 二戸市 下斗米 字九縁 |
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幹周4.10ｍ、樹高21ｍ、枝張り15ｍ、推定樹齢300年
二戸市では、2001年に「巨木を語ろう全国フォーラム」が開催されたこともあるのか、それともかねてより地域の「宝」を生かしたまちづくりをしてきた経緯があるのか、巨木が多く存在し、また、その案内・情報が充実している。私の目当てである松の巨木も何本か紹介されていて、他にも「天狗の三本松」、「狐の三本松」、「川原の三本松」と三本松がいくつもある。また、「五本松」と言うのもある。
この「九縁の三本松」は、地上３ｍ程で３幹に分かれて均整のとれた樹形をしているのだが、そのうち１幹は折れて林道脇に放置されていて、姿勢を損じていたのは残念な事であった。
 
稜線上に位置しているので、方向によっては遠くからも望むことが出来、またその姿も美しい。長野県「小野のしだれ栗」を思い起こさせるほどの枝先の屈曲蛇行ぶりが見事で、二戸市にある四つの「三本松」の中でも、最も年月を経た古木の雰囲気を持っている。２００５
 
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