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| 樹高の最高は60mを越え、クロマツの樹高日本一の折り紙付きで有名である。「春日の松」と一口で云っても３段階の樹齢が在るように感じた。一つは数十年の若い松群、一つは樹高は高く遠目には遜色ないものの、幹は余り太くなくて間近で見るとやや貫禄に欠ける中堅松群。もう一つは貫禄・樹高共に申し分ない、春日川沿いに群生する本当の大木群。かってはこれに、今は無き樹高６０ｍ級の元祖「春日のクロマツ群」が加わって４段階の樹齢の集まりで在ったのだろう。樹高60mの株の年輪は４５０年あったという。解説版にあった周囲4.9mの株はすでに無くなっていたが、林内の大きめの株で周囲4.12、3.63mであった。近くの切り株の年輪は約310年であった。痛んでいる株も一部に見られるものの、多くの松の樹勢は問題なく、まだまだ成長を続けている感があった。（以上1988年） |
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