「福島の松」写真集
国見町 笠松

義経腰掛け松
幹周5.50m、樹高5m、枝張り14m、推定樹齢250年
 根元より3大幹に分かれていて、直下のくびれた部分の周囲5.50m、それぞれの幹は2.70m、2.50m、2.05mの周囲があるが、残念なことに残っているのは最も細い幹だけである。その幹も樹幹注入傷害により螺旋状に枯死し、わずかな樹皮で命をつないでいる有様である。他の幹にも注入痕があったので材線虫の被害が出てあわてて注入したのかも知れないが、この様な酷い傷害を出してしまうとは・・・どのような施工をしたのか気になるところである。

 また、この木は二代目であり、初代の株が小屋の中に保存されていた。このように文化遺産としても重要な名木を失うことは残念としか言いようがない。2004

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